『中高生の東大英語』第6章 難関 4つの ing をふくむ一文章(その1)

中高生の東大英語Lv1-6章(1)
中高生の東大英語Lv1-6章(1)

140321

 

第6章のテーマは、4つの ing 

 

動詞に ing がついた 動詞ing は、東大入試にもよく現れます。

でも、動詞ing は根幹の意味や機能が4つあり、その枝葉バージョンがたくさんあるため、動詞ing で混乱したり誤読する人がすくなくありません。

しかし、問題ない!
動詞ing を見たら「イングている、こと、省略」とつぶやく習慣を身につければ、動詞ing も突破できます。

 

 

……Social network ties 2012/1A三1,2,3……

 

設問1
次の連続する三文章を一読して、ing に留意しながらノートに書写し、以下の【コーチング 4つの ingを熟読してから、以下の問いに答えなさい。【語意とポイントだけを用いること。

解答の下に ポイント設問2,3がつづく)

 

 

Social network ties which were broken in previous generations are everywhere becoming reconnected.  Families and communities which were separated generations ago are finding each other once again.  Ties are being reconnected, helping to create a different type of society: one which is more spread out and less dependent on geographic closeness. …2012/1A三1,2,3

 

 

【コーチング 4つの ing

 
ている ing (1)

 

Father (is) watching TV now. 父は今テレビを見ている。


「~ている」と訳す ing
動詞ing の直前に is, are, am, was, were が在り、「今まさに、~している」という状況を表すよ。
is / are / am 動詞ing は「~てい」、was / were 動詞ing は「~てい」ね。
なお、
is / are / am 動詞ing には「~かけている」,「~ばかりしている」,「~ことになっている」という意味もあるので、記憶してね。

 

The train (is) stopping. 電車が止まりかけている
He (is) always telling a joke. 彼はいつも冗談ばかり言っている
The parcel (is) arriving tomorrow. その小包は明日到着することになっている

 

 


ている ing (2)

 

a sleeping cat 眠っている猫
students working <at> McDonald’s マクドナルドで働いている学生たち


「~ている」と訳す ing
動詞ing の前後に物や人が在り、その物や人の様子を説明するよ。

でも、a sleeping bag は「眠っている袋」ではなくて「寝袋」。「寝るための袋」ね。
 a sleeping bag は sleeping を強く発音し、a sleeping cat は cat を強く発音するよ。

 

 


こと ing


<without> saying goodbye さよならを言うことなしに

eating 食べること

 「~こと」と訳す ing
<on系語>直後に ing が続くことが多いよ。意味は「こと」。「ている」じゃないよ。
次の4点を記憶すると、動詞ing の理解が楽になるよ。


私が食べること my eating …「誰が」は、動詞ing 直前に my, your, her, his, our, their
食べないこと not eating …「ない」は、動詞ing 直前に not
食べられること being eaten …「れる」は、being 過去分詞
食べこと having eaten …「た,だ」は、having 過去分詞

 

 


省略 ing 


元の文章
Because I (live) <near> the school, | I usually (walk) there.
私は学校の近くに住んでいるので、私はそこにたいてい歩いて行く。
省略 ing の文章
(Living <near> the school, 
| I usually (walk) there.

学校の近くに住んでいるので、私はそこにたいてい歩いて行く。

 

元の文章の、if系語と主語を省略して、述語の語頭を大文字にして ing を付けると、ほぼ同じ意味内容の、省略 ing の文章になるよ。


動詞ing の直訳が「ている」も「こと」も駄目なときは、省略 ing の可能性が高いよ。

 

省略 ing で省略される if系語は、主に次の5種だよ。


ながら,とき while,when  なので since, because  なのに though, whether  もし if  それから and

 

省略 ing らしいと思ったら「ながらとき、なのでなのに、もしもそれから」とつぶやいてみよう。

ただし、これらの if系語は省略されずに、動詞ing の前に置かれることも少なくないよ。

 

通常は、動詞ing と 過去分詞 は 述語 になることができないのね。
でも、この省略 ing だけは例外で、
元の文章で(述語)だった動詞の原形に ing をつけた語を(丸)で囲むよ、上の(Livingのように。

 

次は、省略ing の ing もさらに省略して、過去分詞 を(丸)で囲む例だよ。 

 

元の文章
Though he (was) born <in> Hokkaido, | he (has) never skied.

彼は北海道で生まれたけれども、彼はスキーをしたことが一度もない。
省略 ing の文章
(Born) <in> Hokkaido, | he (has) never skied.

北海道で生まれたけれども、彼はスキーをしたことが一度もない。

 

本来は、(was)born の(was)を(Being)にした(Being)born<in>Hokkaido,~ なの。
Though も he も Being も省略したのが(Born) <in> Hokkaido, だよ。


文章の先頭が 過去分詞 なら「Being の省略ね」と考えていいよ。
次のように文章の途中に、2つのコンマ, に挟まれて、過去分詞 が現れたときも、同様だよ。

 

The clerk, threatened by a robber, couldn’t push the button to call the police.
その店員は、強盗に脅されていたので、警察を呼ぶボタンを押せなかった。

 (、棒 |三角は、次のように記入するよ。

The clerk, threatened by a robber, | couldn’t push the button to call the police.

 

 

……Social network ties 2012/1A三1…… 

 


問1 書写した第一文章 Social network ties which were broken in previous generations are everywhere becoming reconnected. の述語を見抜いて(丸)で囲みなさい。

 

【語意とポイント
Social networkソーシャルネットワーク  tiesタ`イ{絆、[動詞]結びつけるゥ}  whichウィ`チ{どちら、訳さないwhich}  were 過去分詞:れた…brokenブロ`ウクンはbreakブレ`イク[動詞]壊すゥの過去分詞  <in>で  previousプリ`ーヴィアス前の  generationsヂェナレ`イションズ数世代  are{[動詞]であるゥ、[can系語]}  everywhereエ`ヴリウェアいたるところで  becomingビカ`ミング…become+ing…become 過去分詞:れる…reconnectedリコネ`クティドはreconnect[動詞]再結合するゥ の過去分詞  .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)


【コーチング】
英語の力の本質は、述語を見抜く力です。

でも、この一文章の述語を見抜くのは、容易ではないよ。
動詞 か can系語 か 過去分詞 が6語もあるからね。

述語を見抜くアルゴリズムを、ご一緒にたどってみましょう。

 

1 一文章(先頭の大文字から、末尾のピリオド. まで)を一読する。


2 視線を先頭(ここでは Social )から後方へ移動してゆき、


3 最初に登場する 動詞か can系語 (ここでは ties )を (丸) で囲んでみる。


4 (ties) 直前までの語群(ここでは Social network )を、「~は、」と言い切れるか否かを考える。


5 「ソーシャルネットワークは、」と言い切ることはできる。しかし、(ties)後方の were, broken, are, becoming, reconnected が行き場を失ってしまうので、ties は述語ではない、と判断する。

したがってties の語意は「結びつけるゥ」ではなく「絆」だと判定する。


6 次に、ties の後に現れる動詞か can系語は were なので、were を(丸)で囲み、(were)直前までの語群 Social network ties which を「~は、」と言い切れるか否かを考えると、言えない。


7 また、broken は、前後にコンマ, も無いし、 were に続く過去分詞なので、述語になることが(前後関係から)できない、と判断する。


8 were の後に現れる動詞または can系語は are なので、are を(丸)で囲み、(are)直前までの語群 Social network ties which were broken in previous generations が「~は、」と言い切れるか否かを考える。(問2)


9 (are)後方の becomingreconnected が行き場を失うか否かも考える。(問3)


10 Social network ties which were broken in previous generations を「~は、」と言い切ることができて、(are)後方の becomingreconnected が行き場を失わなければ、(are)が述語である、と断定できる。

 

 


問2 (1) 語群 Social network tiesprevious generations の正しい直訳を、それぞれ一つずつ選びなさい。

 

Social network ties
{ア}ソーシャルネットワークの絆 {イ}絆のソーシャルネットワーク {ウ}ソーシャルネットワークは結びつける {エ}ネットワークが結びつける社会

 

previous generations
{ア}前の数世代 {イ}数世代の前 {ウ}前は数世代 {エ}数世代は前

 


問2 (2) 語群 Social network ties which were broken <in> previous generations の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
which の語意は{どちら、訳さないwhich
訳さないwhich ならば、直後に were があるので、後方から前方へサカノボル。
A which were brokeninB の直訳は「Bで壊されたA
 ASocial network ties Bprevious generations
(「訳さないwhich」がよく分からない場合は、当サイト内の 訳さないwhich を一読してね)

 

{ア}どちらかで壊された前の数世代かソーシャルネットワークの絆
{イ}ソーシャルネットワークの絆かどちらかで壊された前の数世代
{ウ}前の数世代で壊されたソーシャルネットワークの絆
{エ}ソーシャルネットワークの絆で壊された前の数世代

 

 


問3 are everywhere becoming reconnected の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
be 過去分詞も、become 過去分詞も、語意は「~れる」だよ。
さらに、ing{イングている、こと、省略}だったから、
are becoming 過去分詞 の意味は「~れている」か「~れることである」だね。

 

{ア}いたるところで再結合されている
{イ}いたるところで再結合されることである
{ウ}いたるところでされている再結合である
{エ}再結合されているいたるところである

 

 


問4 書写した一文章 Social network ties which were broken in previous generations are everywhere becoming reconnected.  の in を<三角>で囲み、述語を見抜いて(丸)で囲み、正しい直訳を一つ選びなさい。

 

{ア}どちらかで壊された前の数世代かソーシャルネットワークの絆は、いたるところでされている再結合である。

{イ}ソーシャルネットワークの絆かどちらかで壊された前の数世代は、再結合されているいたるところである。

{ウ}前の数世代で壊されたソーシャルネットワークの絆は、いたるところで再結合されている。

{エ}ソーシャルネットワークの絆で壊された前の数世代は、いたるところで再結合されることである。 

 

 

……Social network ties 2012/1A三2…… 

 


問5 書写した第二文章 Families and communities which were separated generations ago are finding each other once again. …2012/1A三2 の述語を見抜いて(丸)で囲み、正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【語意とポイント
Familiesファ`ミリズ家族  andや  communitiesコミュ`ーニティズ共同体  which{どちら、訳さないwhich}  were[can系語]…were 過去分詞:れた…separatedセ`パレイティドはseparate[動詞]引き離すゥの過去分詞  generations agoヂェナレ`イションズ アゴウ数世代前に  are{である、[can系語]}  findingはfind[動詞]を見つけるゥ+ing  each otherイ`ーチア`ザ お互い  once againワ`ンスアゲ`ンもう一度  .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)

 

{ア}were を述語とみなした場合

Families and communities which (were) separated generations ago are finding each other once again.
家族や共同体は、もう一度お互いを見つけかけている数世代前に引き離された。

 

{イ}separated を述語とみなした場合

Families and communities which were (separated) generations ago are finding each other once again.
共同体があった家族は、もう一度お互いを見つけかけている数世代前を引き離した。

 

{ウ}are を述語とみなし、finding の ing を「ている」と考えた場合

Families and communities which were separated generations ago (are) finding each other once again.

数世代前に引き離された家族や共同体は、もう一度お互いを見つけかけている。

 

{エ}are を述語とみなし、finding の ing を「こと」と考えた場合

Families and communities which were separated generations ago (are) finding each other once again.

数世代前に引き離された家族や共同体は、もう一度お互いを見つけることである。

 

{オ}werefinding を述語とみなし、finding の ing を「省略」と考えた場合

Families and communities which (were) separated generations ago are | (finding) each other once again.

家族や共同体は数世代前に引き離されたのである、もう一度お互いを見つけかけながら。 

 

 

……Social network ties 2012/1A三3……

 


問6 書写した第三文章 Ties are being reconnected, helping to create a different type of society: one which is more spread out and less dependent on geographic closeness.…2012/1A三3 の ofon を<三角>で囲みなさい。

 

【語意とポイント
Tiesタ`イズ絆  are[can系語]…being=be+ing…be 過去分詞:れる…reconnectedはreconnect[動詞]再結合するゥの過去分詞  ,(コンマ)そして  helping=help[動詞]を促進するゥ+ing  to 動詞{ために、ための、こと、して}…createクリエ`イト[動詞]を創造するゥ…to create{を創造するために、を創造するための、を創造すること、を創造して}  a different type <of>ア ディ`ファレント タイプ オヴ異なるタイプの  societyソサ`イエティ社会  :(コロン)すなわち  oneワンもの  which{どちら、訳さないwhich}  moreモ`ーより多く  spreadスプレ`ド広がった  outア`ウト外へ  andそして  lessレ`スより少なく  dependent<on>ディペ`ンデントオンに依存している  geographicヂーオグラ`フィク地理的な  closenessクロ`ウスネス接近  .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)

 


問7 書写した第三文章 2012/1A三3 における are being reconnected の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】

are 動詞ing は「~ている」か「ことである」……(1)

be 過去分詞 は「れる」……(2)

よって (1) (2) より、

are being 過去分詞 は「~れている」か「れることである」

 

{ア}再結合されている {イ}再結合されることである {ウ}再結合されてしまった {エ}再結合されていた

 

 


問8 書写した第三文章 2012/1A三3 における helping to create a different type of society の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
ing を見たら「イングている、こと、省略」とつぶやいて3択ね。
to 動詞 を見たら「ために、ための、こと、して」で4択だよ。

 

{ア}異なるタイプの社会を創造するために促進している
{イ}異なるタイプの社会を創造するための促進している
{ウ}異なるタイプの社会を創造することを促進している
{エ}異なるタイプの社会を創造して促進している
{オ}異なるタイプの社会を創造するために促進すること
{カ}異なるタイプの社会を創造するための促進すること
{キ}異なるタイプの社会を創造することを促進すること
{ク}異なるタイプの社会を創造して促進すること

 

 


問9 書写した第三文章の語群 one which is more spread out and less dependent <on> geographic closeness  の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
 one which is X は、which 直後に is があるので、後方から前方へ「X(である)もの」と直訳するよ。
(……という説明がよく分からない場合は、訳さないwhich を一読してね)

A and B の大原則は、AB が同形、同質であること。
A and B の直訳は、同順の「 AB 」ね。逆順の「 BA 」は誤訳だよ。
Amore spread out  Bless dependent <on> geographic closeness

 

{ア}外へより多く広がった、そして地理的な接近により少なく依存しているもの
{イ}地理的な接近により少なく依存し、そして外へより多く広がったもの
{ウ}外へより多く広がったものが地理的な接近により少なく依存しているもの
{エ}どちらのものが外へより多く広がって地理的な接近により少なく依存しているか

 

 


問10 書写した第三文章 2012/1A三3 における a different type of society: one which is more spread out の正しい和訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
A: B の直訳は「A、すなわち、B」
Asociety社会 Boneもの
この one は society を言い換えているので、ここの one は「社会」と和訳していいよ。

 

{ア}異なるタイプの社会、すなわち、外へより多く広がった社会
{イ}外へより多く広がった社会、すなわち、異なるタイプの社会
{ウ}すなわち、異なるタイプの社会、外へより多く広がった社会
{エ}異なるタイプの社会、外へより多く広がった社会、すなわち

 

 

 

問11 書写した第三文章 Ties are being reconnected, helping to create a different type of society: one which is more spread out and less dependent on geographic closeness. …2012/1A三3 の述語を見抜いて(丸)で囲み、正しい直訳を一つ選びなさい。

正解以外の、捏造に苦心した誤訳を、笑わないでね (^0^)

 

{ア}(are)を述語と仮定し、Ties (are) being ~,[ties are]helping …のように、helping の前に[ties are]が省略されているとみなした場合
Ties (are) being reconnected, helping to create a different type <of> society: one which is more spread out and less dependent <on> geographic closeness.
絆は、再結合されている、そして異なるタイプの社会、すなわち、外へより多く広がった、そして地理的な接近により少なく依存している社会を創造することを促進している。

 

 

{イ}(create)を述語とみなした場合
Ties are being reconnected, helping to (create) a different type <of> society: one which is more spread out and less dependent <on> geographic closeness.
再結合されて促進している絆は、異なるタイプの社会、すなわち、外へより多く広がった、そして地理的な接近により少なく依存している社会を創造する。

 

 

{ウ}(is)を述語とみなした場合
Ties are being reconnected, helping to create a different type <of> society: one which (is) more spread out and less dependent <on> geographic closeness.
再結合されている、そして異なるタイプの社会を創造することを促進している絆は、外へより多く広がり、そして地理的な接近により少なく依存している。

 

 

{エ}(are)(is)を述語とみなした場合
Ties (are) being reconnected, helping to create a different type <of> society: | one which (is) more spread out and less dependent <on> geographic closeness.

絆は、再結合されている、そして異なるタイプの社会を創造することを促進している。すなわち、どちらかのものが、外へより多く広がり、そして地理的な接近により少なく依存している。 

 

 


解答…Social network ties 2012/1A三1,2,3

 

2012/1A三1

問1 述語は(are)
問2 (1){ア}ソーシャルネットワークの絆 {ア}前の数世代
問2 (2){ウ}前の数世代で壊されたソーシャルネットワークの絆
問3{ア}いたるところで再結合されている
問4 Social network ties which were broken <in> previous generations (are) everywhere becoming reconnected.
{ウ}前の数世代で壊されたソーシャルネットワークの絆は、いたるところで再結合されている。

 

2012/1A三2
問5 述語は(are)

Families and communities which were separated generations ago (are) finding each other once again.
{ウ}数世代前に引き離された家族や共同体は、もう一度お互いを見つけかけている。

 

2012/1A三3

問6 略
問7{ア}再結合されている
問8{ウ}異なるタイプの社会を創造することを促進している
問9{ア}外へより多く広がった、そして地理的な接近により少なく依存しているもの
問10{ア}異なるタイプの社会、すなわち、外へより多く広がった社会
問11 述語は(are)
{ア}Ties (are) being reconnected, helping to create a different type <of> society: one which is more spread out and less dependent <on> geographic closeness.

絆は、再結合されている、そして異なるタイプの社会、すなわち、外へより多く広がった、そして地理的な接近により少なく依存している社会を創造することを促進している。
(和訳例)

絆はふたたび結ばれて、以前と異なるタイプの社会の創造を促している。絆によって、従来よりも広がりが大きく、地理的な近さへの依存がいっそう少ない社会が生まれつつある。 

 

 


『中高生の東大英語』
第6章 難関 4 つの ing をふくむ一文章(その1)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ポイント 2012/1A三1,2,3
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
英語の力の本質は、述語を見抜く力である

 


ポイント1…ing 「イング ている、こと、省略」

 

動詞ing を見たら「イングている、こと、省略」とつぶやく

 

ている ing (1)


Father is watching TV now. 父は今テレビを見ている。
動詞ing の直前に is / are / am が在る、「~ている」と訳す ing
is / are / am 動詞ing 「今まさに、~している」「~しつつある」
 (was / were 動詞ing 「~していた」「~しつつあった」)


The train is stopping. 電車が止まりかけている。
He is always telling a joke. 彼はいつも冗談ばかり言っている。
The parcel is arriving tomorrow. その小包は明日到着することになっている。
is / are / am 動詞ing 「~かけている」,「~ばかりいる」,「~ことになっている」

 

 

ている ing (2)


a sleeping cat 眠っている猫
students working <at> McDonald’s マクドナルドで働いている学生
動詞ing の前後に物や人が在る、「~ている」と訳す ing
 (ただし a sleeping bag 寝袋

 

 

ことing

 

eating 食べること

「~こと」と訳す ing

私が食べること my eating …「誰が」は、動詞ing 直前に my, your, her, his, our, their
食べないこと not eating …「ない」は、動詞ing 直前に not
食べられること being eaten …「れる」は、being 過去分詞
食べたこと having eaten …「た/だ」は、having 過去分詞

 

<without> saying goodbye さよならを言うことなしに
<on系語>直後に頻出する ing の語意はほぼ100%「こと」。「ている」ではない。

 


省略 ing

 

元の文章
Because I (live) <near> the school, | I usually (walk) there.

私は学校の近くに住んでいるので、私はそこにたいてい歩いて行く。
省略 ing の文章
Living) <near> the school, | I usually (walk) there.

学校の近くに住んでいるので、私はそこにたいてい歩いて行く。 

元の文章の、if系語と主語を省略し、述語である動詞に付けた ing に変身させると、ほぼ同一内容の文章になる。


動詞ing が「ている」,「こと」で駄目なときは、省略 ing の可能性が高い。


省略 ing で省略される if系語と語意は、主に次の5種
ながら,とき while, when なので since, because なのに though, whether もし if  それから and

 

省略 ing らしいときは「ながらとき、なのでなのに、もしもそれから」とつぶやく。

これらの if系語は省略されずに、動詞ing の前に置かれることも少なくない。

 

通常は、動詞ing と 過去分詞 は述語になることができないが、省略 ing は例外。
元の文章で(述語)だった動詞の原形に ing をつけた語を(丸)で囲む。


省略ing の ing もさらに省略して、過去分詞を述語の(丸)で囲む場合もある。

元の文章
Though he (was) born <in> Hokkaido, | he (has) never skied.

彼は北海道で生まれたけれども、彼はスキーをしたことが一度もない。
省略 ing の文章
(Born) <in> Hokkaido, | he (has) never skied.

北海道で生まれたけれども、彼はスキーをしたことが一度もない。

 

文章の先頭が過去分詞なら、Being が省略されている。


次のように、2つのコンマに挟まれて、過去分詞が現れたときも同様

The clerk, threatened by a robber, couldn’t push the button to call the police.
その店員は、強盗に脅されていたので、警察を呼ぶボタンを押せなかった。

(丸)、棒 |、<三角>は、次のように記入する。

The clerk, threatened by a robber, | couldn’t push the button to call the police.

 

 

 

ポイント2 become 過去分詞:~れる


become 過去分詞 「~れる」
+ing{イングている、こと、省略}
=are becoming 過去分詞 「~れている」あるいは「~れることである」

 

 

ポイント3…訳さないwhich


which {どちら、訳さないwhich}
A which were broken <in> B 「Bで壊されたA」
one which is X 「X(である)もの」
which直後にwereやisがあるので、後方から前方へサカノボル。

 

 

ポイント4… and の大原則


A and B の大原則は、AとBは同形、同質、同構造であること
A and B の直訳は、同順の「AとB」。逆順の「BとA」は誤訳

 


ポイント5…中高生の覚えるべき語意 2012/1A三1,2,3


2012/1A三1…social networkソーシャルネットワーク  tieタ`イ絆,[動詞]結びつけるゥ  whichウィ`チどちら,訳さないwhich  were 過去分詞:れた  brokenブロ`ウクンはbreakブレ`イク[動詞]壊すゥの過去分詞  <in>に  previousプリ`ーヴィアス前の  generationヂェナレ`イション世代  everywhereエ`ヴリウェアいたるところで  become 過去分詞:れる  reconnect[動詞]再結合する


2012/1A三2…familyファ`ミリ家族  andや  communityコミュ`ーニティ共同体  were 過去分詞:れた  separatedセ`パレイティドはseparate[動詞]引き離すゥの過去分詞  generations agoヂェナレ`イションズ アゴウ数世代前に  find[動詞]を見つける  each otherイ`ーチア`ザ お互い  once againワ`ンスアゲ`ンもう一度


2012/1A三3…help[動詞]を促進するゥ  to 動詞{ために、ための、こと、して}  createクリエ`イト[動詞]を創造するゥ  a different type <of>ア ディ`ファレント タイプ オヴ異なるタイプの societyソサ`イエティ社会  :(コロン)すなわち  oneワンもの  moreモ`ーより多く  spreadスプレ`ド広がった outア`ウト外へ  andそして  lessレ`スより少なく  dependent<on>ディペ`ンデントオンに依存している  geographicヂーオグラ`フィク地理的な  closenessクロ`ウスネス接近

 


設問2
(この画面の)上記に、もう一回、一回目と同じように取り組みなさい。

 


設問3
(この画面の)冒頭の三文章 2012/1A三1,2,3 と【語意とポイントだけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。


 

『中高生の東大英語』第6章 難関 4つのing をふくむ一文章(その1)2012/1A三1,2,3 Social network ties は、以上です。 


このあと、第7章 複合的な文章の述語を見抜く(その1) へ進んでください。

 


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『中高生の東大英語』第6章 難関 4つの ing をふくむ一文章(その2)

中高生の東大英語Lv1-6章(2)
中高生の東大英語Lv1-6章(2)

141029

……past beliefs 2013/4B7……


設問1

次の一文章を一読してからノートに書写し、【語意とポイントだけを用いて、以下の問いに答えなさい。

解答の下に ポイント 設問2,3がつづく)


Asked to reconstruct their former beliefs, people repeat their current ones instead — an instance of substitution — and many cannot believe that they ever felt differently. …2013/4B7



【語意とポイント

Asked{過去分詞、動詞askの過去形}…ask[動詞]求めるゥ…ask to 動詞:~することを求める…reconstruct[動詞]リコンストラ`クトを再現するゥ  their彼らの  formerフォ`ーマ以前の  beliefsビリ`ーフス考え  , (コンマ)  people人びと  repeat[動詞]リピ`ートを繰り返す  their彼らの  currentカ`レント現在の  onesもの  insteadインステ`ドその代わりに  —(ダッシュ)  an一イチ  instanceイ`ンスタンス例  <of>の  substitutionサブスティトゥ`ーション置換  —(ダッシュ)  and[if系語]そして  many多数の人びと  cannot[can系語]ことができない  believe[動詞]ビリ`ーヴ信じる  that{それ、こと、訳さない、という}  they彼らは  everかつて  felt[動詞]感じた  differentlyディ`ファレントリ違って  . (ピリオド=文章の末尾)。(句点)




1 次の語群の正しい直訳を、それぞれ一つ選びなさい。


(1) their former beliefs

{ア}彼らの以前の考え {イ}考えの以前の彼ら {ウ}彼らは以前の考え {エ}以前は彼らの考え


(2) their current ones

{ア}彼らの現在のもの {イ}ものの現在の彼ら {ウ}現在のものの彼ら {エ}現在は彼らのもの


(3) an instance of substitution

{ア}置換の一例 {イ}一例の置換 {ウ}一置換の例 {エ}例一の置換




問2 書写した Asked to reconstruct their former beliefs, の述語を (丸) で囲み、正しい直訳を一つ選びなさい。


【コーチング】

先頭の Asked は、過去形ではなく、過去分詞です。なぜなら英語では過去形が一文章の先頭に現れることはないからです。

先頭が過去分詞なら、過去分詞の直前に Being が省略された 省略ing をふくむ一文章と判断します。(上の ポイント1 省略ing 下段  参照)

過去分詞が先頭の文の 述語 は、先頭の過去分詞です。

省略ing の文と判定したら、省略された if系語の語意の暗記句「ながらとき、なのでなのに、もしもそれから」をつぶやきながら、直訳を考えます。


{ア}彼らの以前の考えを再現することを求められるとき、

{イ}考えの以前の彼らを再現することを求められるとき、

{ウ}彼らは以前の考えを再現することを求められるとき、

{エ}以前は彼らの考えを再現することを求められたとき、




問3 書写した一文章 2013/4B7 の、正しい構造分析と直訳と和訳例を、一つ選びなさい。


【コーチング1】

構造分析の着目ポイントは、コンマ ,if系語 と 4つの that の識別です。

【コーチング2】

述語の個数=棒 | の本数+1 または 棒 | の本数=述語の個数 -1

棒1本 | の前方と後方に が計2個、かならず存在します。



{ア}述語4個を (丸) で囲み、文と文の切れ目か if系語の直前に棒 | を3本記入し、on系語1語を<三角>で囲み、コトthat とみなした場合


【構造分析】

Asked to reconstruct their former beliefs, | people repeat their current ones instead — an instance of substitution — | and many cannot believe | that they ever felt differently.

【直訳】

彼らの以前の考えを再現することを求められるとき、人びとはその代わりに彼らの現在のものを繰り返す(置換の一例)、そして多数の人びとは信じることができない、彼らがかつて違って感じたことを。

【和訳例】

以前に考えていたことを再現するように求められると、人びとはその代わりに現在の自分の考えを繰り返すが、これは「置換」の一例で、多くの人は自分がそれまで違うように感じていたということが信じられない。

 


{イ}述語3個を (丸) で囲み、文と文の切れ目か if系語の直前に棒 | を2本記入し、on系語1語を<三角>で囲み、訳さないthat とみなした場合


【構造分析】

Asked to reconstruct their former beliefs, | people repeat their current ones instead — an instance of substitution — | and many cannot believe that they ever felt differently.

【直訳】

彼らの以前の考えを再現することを求められるとき、人びとはその代わりに彼らの現在のものを繰り返す(置換の一例)、そして彼らがかつて違って感じた多数の人びとを信じることができない。

【和訳例】

以前に考えていたことを再現するように求められると、人びとはその代わりに現在の自分の考えを繰り返すが、これは「置換」の一例で、自分がそれまで違うように感じていた多くの人を信じられなくなる。

 


{ウ}述語3個を (丸) で囲み、文と文の切れ目か if系語の直前に棒 | を2本記入し、on系語1語を<三角>で囲み、コトthat とみなした場合


【構造分析】

Asked to reconstruct their former beliefs, | people repeat their current ones instead — an instance of substitution — and many cannot believe | that they ever felt differently.

【直訳】

彼らの以前の考えを再現することを求められるとき、人びとは多数の人びとが信じることができない置換の一例として、その代わりに彼らの現在のものを繰り返す、彼らがかつて違って感じたことを。

【和訳例】

以前に考えていたことを再現するように求められると、人びとは多くの人が信じられない「置換」の一例として、自分がそれまで違うように感じていたことの代わりに、現在の自分の考えを繰り返す。


 

{エ}述語2個を (丸) で囲み、文と文の切れ目か if系語の直前に棒 | を1本記入し、on系語1語を<三角>で囲み、訳さないthat とみなした場合


【構造分析】

Asked to reconstruct their former beliefs, people repeat their current ones instead — an instance of substitution — | and many cannot believe that they ever felt differently.

【直訳】

人びとは彼らの現在のものを繰り返す置換の一例の代わりに、彼らの以前の考えを再現することを求められるとき、彼らがかつて違って感じた多数の人びとを信じることができない。

【和訳例】

「置換」の一例として、人びとは現在の自分の考えを繰り返す代わりに、以前に考えていたことを再現するように求められると、自分がそれまで違うように感じていた多くの人を信じられなくなる。




解答…2013/4B7


問1 (1){ア},(2){ア},(3){ア}

問2{ア}

問3{ア} 述語(丸)4個 と 棒 | 3本 は以下。コトthat

Asked to reconstruct their former beliefs, | people repeat their current ones instead — an instance of substitution — | and many cannot believe | that they ever felt differently.

【直訳】

彼らの以前の考えを再現することを求められるとき、人びとはその代わりに彼らの現在のものを繰り返す(置換の一例)、そして多数の人びとは信じることができない、彼らがかつて違って感じたことを。

【和訳例】

以前に考えていたことを再現するように求められると、人びとはその代わりに現在の自分の考えを繰り返すが、これは「置換」の一例で、多くの人は自分がそれまで違うように感じていたということが信じられない。




『中高生の東大英語』

6章 難関 4 つの ing をふくむ一文章(その2)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ポイント past beliefs 2013/4B7

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

英語の力の本質は、述語を見抜く力である



ポイント1…過去分詞が先頭の一文章

 

過去形が一文章の先頭に現れることはない。

先頭が過去分詞なら、過去分詞の直前に Being が省略された 省略ing の一文章である。

過去分詞が先頭の文の 述語 は、先頭の過去分詞である。

省略ing の文と判定したら、省略された if系語の語意の暗記句「ながらとき、なのでなのに、もしもそれから」をつぶやきながら直訳を考える。



ポイント2…長い一文章の構造分析


述語(丸)4個で棒 | 3本と仮定すると…、述語(丸)3個で棒 | 2本と仮定すると…、のように、数学的に試行錯誤をかさねて、直訳の文意が最適化するケースをさがす。



ポイント3…中高生の覚えるべき語意 2013/4B7


ask[動詞]求めるゥ  ask to 動詞:~することを求める  reconstruct[動詞]リコンストラ`クトを再現するゥ  formerフォ`ーマ以前の  beliefビリ`ーフ考え  people人びと  repeat[動詞]リピ`ートを繰り返す  currentカ`レント現在の  onesもの  insteadインステ`ドその代わりに  —(ダッシュ)の機能は(1)コンマ同様、2つのダッシュの間に挿入する語群を入れる (2)直前で述べたことをまとめる (3)ためらい、口ごもり、話の中断をあらわす  instanceイ`ンスタンス例  substitutionサブスティトゥ`ーション置換  many多数の人びと  believe[動詞]ビリ`ーヴ信じる  that{それ、こと、訳さない、という}  everかつて  felt[動詞]感じた  differentlyディ`ファレントリ違って




設問2

以上の 2013/4B7 に、もう一回、一周目と同じように取り組みなさい。



設問3

(この画面の中ほどの)一文章 2013/4B7【語意とポイントだけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答 問3 で直訳の答え合わせをしなさい。

 


『中高生の東大英語』LEVEL 1 第6章 難関4つの ing をふくむ一文章(その22013/4B7 past beliefs」は、以上です。 



このあと、7章 複合的な文章の述語を見抜く(その2) へ進んでください。

 

 


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