『中高生の東大英語』第2章<on系語>が先頭の一文章(その1)

中高生の東大英語Lv1-2章(1)
中高生の東大英語Lv1-2章(1)

140110

 

第2章のテーマは、<on系語>が先頭の一文章の述語を見抜く


OnAfter などの単語系を本稿は on系語「オンケイゴ」と呼び、すべて< >で囲みます。
on系語>が先頭の一文章は、東大入試英語にも、ときどき出現しますが、
その述語を見抜くアルゴリズムは、先頭が<on系語>でない一文章よりも、複雑です。
この第2章で、<on系語>が先頭の一文章の述語を見抜くコツを、ご一緒に学びましょう。

 

……coffee established itself 2011/1C一3……

 

設問1
次の一文章を一読してからノートに書写し、【語意とポイントだけを用いて、以下の問いに答えなさい。
解答の下にポイント設問2,3がつづく)

 

 

After initially being recognised in the late sixteenth century by a few travellers in the Ottoman Empire, coffee established itself in Europe among curious scientists and merchants. …2011/1C一3

 

 

【語意とポイント
<After>ア`フタのあとに  initiallyイニ`シャリー最初に  be 過去分詞:れるing{イングている、こと}…being 過去分詞{れている、れること}…recognisedレ`コグナイズドはrecognise「認識する」の過去分詞…being recognised{認識されている、認識されること}  <in>インに  the late sixteenth century 16世紀の後期…the lateザ レ`イトの後期…sixteenth centuryスィ`クスティ`ーンス セ`ンチュリ16世紀  <by>バイによって  a fewアフ`ュー少数の  travelersトラ`ベラーズ旅行者たち  <in>の  the Ottoman Empireズィ ア`トマン エ`ンパイア オスマン帝国  ,(コンマ)  coffeeコ`フィコーヒー  establishedイスタ`ブリシュト[動詞]を定着させた  itselfイトセ`ルフそれ自身  <in>において  Europeユ`アロプヨーロッパ  <among>アマ`ングの間で  curiousキュ`リアス好奇心の強い  scientistsサ`イエンティスツ科学者たち  andアンドと  merchantsマ`ーチャンツ商人たち  .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)

 

 

問1 書写した一文章 2011/1C一3 の on系語6語を <三角> で囲みなさい。

 

【コーチング】
【語意とポイントの< >で囲まれた単語が<on系語>ね。
 


問2 書写した一文章 2011/1C一3 の述語を見抜き、その単語を (丸) で囲みなさい。

 

【コーチング】
<on系語>が先頭の一文章は、多くの人が誤読する。次の手順で突破できるよ。


1) 一文章(先頭の大文字から、末尾のピリオド. まで)を一読する。
2) 視線を先頭の<After>から後方へ移動してゆく。
3) ing と過去分詞は述語になれない(例外あり)ので、being recognized はスキップして、
4) 最初に登場する 動詞 established を (丸) で囲んでみる。
5) 先頭の <After> と (established) の間に1個あるコンマ , で前半と後半に二分してみて、
6) コンマ前半の直訳と、コンマ後半の直訳が、それぞれ成立すれば、
7)(established)述語である、と断定できる。

 


問3(1) <After> initially being recognized の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
ing を見たら「イングている、こと、省略」とつぶやいて3択する習慣をつけよう。(「省略」は第6章)
<on系語>直後に ing が頻出するよ。これは「こと」と直訳するよ。「ている」じゃないよ。

 

{ア}最初に認識されているのあとに
{イ}最初に認識されることのあとに
{ウ}認識されている最初のあとに
{エ}最初のあとに認識されること

 


問3(2) <After> initially being recognized の正しい和訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
after> -ing の直訳「ことのあとに」は、「たあとに」と変えるのが和訳のコツだよ。

 

{ア}最初に認識されているあとに
{イ}最初に認識されたあとに
{ウ}認識されていた最初のあとに
{エ}認識されたあとに最初の

 


問4(1) 次の語群の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

<After> initially being recognised <in> the late sixteenth century <by> a few travellers <in> the Ottoman Empire,

 

【コーチング】
A <in> B <by> C <in> D は、<in>に <by>によって <in>の

後方から前方へ「DCによってBA」と直訳するよ。

 Ainitially being recognised 問3(1)
 Bthe late sixteenth century 16世紀の後期
 Ca few travellers 少数の旅行者たち
 Dthe Ottoman Empire オスマン帝国

 

{ア}最初に認識されることによって16世紀の後期にオスマン帝国の少数の旅行者たちのあとに、
{イ}少数の旅行者たちのオスマン帝国によって16世紀の後期に最初に認識されることのあとに、
{ウ}16世紀の後期の少数の旅行者たちによってオスマン帝国に最初に認識されることのあとに、
{エ}オスマン帝国の少数の旅行者たちによって16世紀の後期に最初に認識されることのあとに、

 


問4(2) 次の語群の正しい和訳を一つ選びなさい。

 

<After> initially being recognised <in> the late sixteenth century <by> a few travellers <in> the Ottoman Empire,

 

{ア}最初に認識されたことによって16世紀の後期にオスマン帝国の少数の旅行者たちのあとに、
{イ}少数の旅行者たちのオスマン帝国によって16世紀の後期に最初に認識されたあとに、
{ウ}16世紀の後期の少数の旅行者たちによってオスマン帝国に最初に認識されたあとに、
{エ}オスマン帝国の少数の旅行者たちによって16世紀の後期に最初に認識されたあとに、

 

 

問5(1) 語群 curious scientists and merchants の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
A and B の直訳は「AとB」。「BとA」は誤訳だよ。
Acurious scientists Bmerchants

 

{ア}好奇心の強い商人たちと科学者たち
{イ}好奇心の強い科学者たちと商人たち
{ウ}科学者たちと好奇心の強い商人たち
{エ}商人たちと好奇心の強い科学者たち


問5(2) 一文 coffee (established) itself <in> Europe <among> curious scientists and merchants の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
最初に(述語)直前の語を「~は」と言い切ったあと、後方の語群から、<on系語>を目印に、前方へさかのぼって、最後に(述語)の語意を訳す直訳を選ぼう。
 A (established) B <in> C <among> D の直訳は、
 AはDの間でCにおいてBを定着させた。

 

{ア}コーヒーは好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてそれ自身を定着させた
{イ}コーヒーが定着させたそれ自身は好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてだった
{ウ}好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてそれ自身を定着させたコーヒー
{エ}コーヒーそれ自身においては好奇心の強い科学者たちと商人たちをヨーロッパに定着させた

 


問6 書写した一文章 2011/1C一3 の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

{ア}最初に認識された16世紀の後期のオスマン帝国の少数の旅行者たちのあとに、コーヒーが定着させたのはヨーロッパそれ自身において好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でだった。

 

{イ}少数の旅行者たちのオスマン帝国によって16世紀の後期に最初に認識されたあとに、好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてそれ自身を定着させたのはコーヒーだった。

 

{ウ}16世紀の後期の少数の旅行者たちによってオスマン帝国に最初に認識されたあとに、コーヒーそれ自身は好奇心の強い科学者たちと商人たちをヨーロッパにおいて定着させた。

 

{エ}オスマン帝国の少数の旅行者たちによって16世紀の後期に最初に認識されたあとに、コーヒーは好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてそれ自身を定着させた。

 


問7 書写した一文章 2011/1C一3 の正しい和訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
「16世紀の後期に」等の時間表現は、冒頭に移動することで、和訳に落ち着きが生じるよ。
直訳「AによってBされることのあとに」は、「AがBしたあとに」と和訳していいよ。
直訳「Cはそれ自身をDさせた」は、「CはDした」と和訳するといいよ。

 

{ア}16世紀の後期に最初に認識されたオスマン帝国の少数の旅行者たちのあとに、ヨーロッパにおいて好奇心の強い科学者と商人それ自身はコーヒーを定着させた。

 

{イ}16世紀の後期にオスマン帝国が少数の旅行者たちを最初に認識したあとに、ヨーロッパにおいて好奇心の強い科学者たちと商人たちの間で定着したのはコーヒーだった。

 

{ウ}16世紀の後期に少数の旅行者たちがオスマン帝国に最初に認識されたあとに、コーヒーそれ自身は好奇心の強い科学者と商人をヨーロッパに定着させた。

 

{エ}16世紀の後期にオスマン帝国の少数の旅行者たちが最初に認識したあとに、コーヒーはヨーロッパにおいて好奇心の強い科学者と商人の間に定着した。

 


解答…2011/1C一3


問1 <After> initially being recognised <in> the late sixteenth century <by> a few travellers <in> the Ottoman Empire, coffee established itself <in> Europe <among> curious scientists and merchants.
問2 述語は(established)
問3(1){イ}最初に認識されることのあとに
問3(2){イ}最初に認識されたあとに
問4(1){エ}オスマン帝国の少数の旅行者たちによって16世紀の後期に最初に認識されることのあとに、
問4(2){エ}オスマン帝国の少数の旅行者たちによって16世紀の後期に最初に認識されたあとに、
問5(1){イ}好奇心の強い科学者たちと商人たち

問5(2){ア}コーヒーは好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてそれ自身を定着させた
問6{エ}オスマン帝国の少数の旅行者たちによって16世紀の後期に最初に認識されたあとに、コーヒーは好奇心の強い科学者たちと商人たちの間でヨーロッパにおいてそれ自身を定着させた。
問7{エ}16世紀の後期にオスマン帝国の少数の旅行者たちが最初に認識したあとに、コーヒーはヨーロッパにおいて好奇心の強い科学者と商人の間に定着した。

 

 

『中高生の東大英語』

第2章<on系語>が先頭の一文章

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ポイント coffee established itself 2011/1C一3

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

英語の力の本質は、述語を見抜く力である

 


ポイント1…<on系語>が先頭の一文章の述語を見抜くコツ

 

<on系語>が先頭の一文章は、次の手順で述語を見抜く。

 

1) 一文章(先頭の<on系語>から末尾のピリオド. まで)を一読する。
2) 視線を、先頭の<on系語>から、後方へ移動して、
3) 最初に登場する 動詞can系語 を (丸) で囲んでみる。
4) 先頭の <on系語> と (丸) の間にコンマ , が1個あれば、そこで前半と後半に二分し、
5) 前半の直訳が成立し、後半の直訳も成立すれば、
6) (丸) が述語である、と断定できる。
  先頭の<on系語>と(丸)の間のコンマ , が無いか2個以上ある一文章は、下の(その2)や第7章(その1)で検討します

 


ポイント2…be 過去分詞、ing

 

be 過去分詞”を見たら「れる、れた」とつぶやく。「ビー過去分詞,れる,れた」と覚える。
-ing を見たら「ている、こと、省略」とつぶやく。「イングている,こと,省略」と覚える(「省略」は後述)

 

 

ポイント3…<on系語>と-ing

 

<on系語>直後に -ingが頻出。「こと」と直訳する。(「ている」は誤り)
after> -ing の直訳「ことのあとに」は、「たあとに」と和訳するとよい。
<on系語>は後方から前方に直訳する。<on>の上の <by>による <in>の中の

 A <on> B <by> C <in> D の直訳は、

D の中の C による B の上の A

  


ポイント4…述語と過去分詞、-ing

 

過去分詞と -ing述語になることができない。(例外は後述)

 


ポイント5…文を直訳する順序の大半

 

たとえば A (established) B <in> C <among> D <on> E.  は、

  establishedを定着させた inにおいて amongの間で onの上の

AE の上の D の間で C において B を定着させた。」と直訳する。

文を直訳する順序の大半は、

 

(1) 最初に(述語)直前の語を「~は」か「~が」と言い切ったあと、

(2) 後方の語群から、<on系語>を目印に、前方へさかのぼり、

(3) 最後に(述語)の語意を訳す。 

 


ポイント6…中高生の覚えるべき語意 2011/1C一3

 

ノートに綴りと語意を書写した一覧表を作成しよう。発音の不明な語のみノートの単語の下に書写しよう。

 

<After>のあとに  initially最初に  recognise=recognizeを認識する  <in>の中  the late sixteenth century 16世紀の後期  <by>によって,までに,そばに  a few少数の  traveler旅行者  the Ottoman Empireオスマン帝国  coffeeコーヒー  establish[動詞]を確立する,設立する  itselfそれ自身 Europeヨーロッパ <among>の間で curious好奇心の強い scientist科学者 A and B:AとB(「BとA」は誤訳) merchant商人

 

 

設問2

(この画面の)上記に、もう一回、一周目と同じように取り組みなさい。

 


設問3

(この画面の)冒頭の一文章 2011/1C一3【語意とポイントだけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。

 

 

 

『中高生の東大英語』第2章<on系語>が先頭の一文章 (その1) 2011/1C一3 は、以上です。 

 

このあと、第3章 述語が2つ以上の一文章(その1へ進んでください。

 

 

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『中高生の東大英語』第2章<on系語>が先頭の一文章(その2)

中高生の東大英語Lv1-2章(2)
中高生の東大英語Lv1-2章(2)

141021

 

2章(その2)では、先頭の<on系語>と(述語)のあいだに、「意味の切れ目」が1ヶ所以上ある一文章の構造を分析する手立てを、ご一緒に考えましょう。


……Piaget 2013/1B2……


設問1

次の一文章を一読してからノートに書写し、以下の問いに答えなさい。

解答の下に ポイント設問2,3 がつづく)


According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’, unable to distinguish between different objects or between objects and ourselves. …2013/1B2


【語意とポイント

According toアコ`ーディングトゥーによれば  the researchザリ`サーチ研究  ofの  the psychologistザサイカ`ラヂスト心理学者  Jean Piagetジャン・ピアジェ(発達心理学の巨人)  duringド`ゥーリングの間ずっと  the firstザファ`ースト最初の  monthsマ`ンツ何ヶ月も  ofの  our私たちの  livesラ`イブズ人生  we私たちは  live[動詞]生きるゥ  inの中で  stateステ`イト状態  ofの  ‘spacelessness’スペ`イスレスネス「無空間」  ,(コンマ)  unable toアネ`イブルことができない  distinguish[動詞]ディスティ`ングウィシュ相違を見分けるゥ  betweenビトウィーンの間の  differentデ`ィファレント異なる  objectsオ`ブヂクト物たち  orオーあるいは  betweenの間の  objects物たち  andと  ourselvesアウアセ`ルヴズ私たち自身  .(ピリオド=文章の末尾)(句点)



1 書写した一文章 2013/1B2 の on系語8語を<三角>で囲みなさい。



2 書写した一文章の、先頭の on系語 <According to> から視線を右へ移動し、最初に現れる動詞 live述語であると仮定して、(丸) で囲みなさい。



【コーチング】

最初に現れる動詞(か can系語)が述語になることが多いよ。

先頭の<on系語>と(述語)のあいだに、「意味の切れ目」が必ず存在するよ。

次の手順が「意味の切れ目」を見つけるコツだよ。


1 先頭の on系語 <According to> と、述語と仮定した動詞 live のあいだの語群 the researchwe を凝視する。

 

2 コンマ , で前半と後半に 語群 を二分してみて、コンマの前半の直訳と後半の直訳が、それぞれに成立すれば、コンマ , が「意味の切れ目」。

 

3 成立しなければ、「意味の切れ目」が2ヶ所あると考えて、めじるし を語群の2ヶ所に記入してみて、

 

4 <According to> から live までの直訳を成立させる、2ヶ所の「意味の切れ目」を、試行錯誤しながら見つける。



問3 According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’  において、

According tolive の間にある「意味の切れ目」に、めじるし を正しく記入した、正しい直訳との組み合わせを一つ選びなさい。


{ア}According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’


 <According to から までの直訳

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、

  から (live) の直前までの直訳

最初の何ヶ月もの間ずっと私たちの人生の私たちは

 全体の直訳

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、最初の何ヶ月もの間ずっと私たちの人生の私たちは「無空間」の状態の中で生きる



{イ}According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’


 <According to から までの直訳

心理学者の研究によれば

  から (live) の直前までの直訳

私たちの人生の私たちの最初の何ヶ月もの間ずっとジャン・ピアジェは、

 全体の直訳

心理学者の研究によれば、私たちの人生の私たちの最初の何ヶ月もの間ずっとジャン・ピアジェは、「無空間」の状態の中で生きる



{ウ}According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’


 <According to から1本目の までの直訳

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、

 1本目の から2本目の までの直訳

最初の何ヶ月もの間ずっと

 2本目の から (live) の直前までの直訳

私たちの人生の私たちは

 全体の直訳

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、最初の何ヶ月もの間ずっと私たちの人生の私たちは「無空間」の状態の中で生きる



{エ}According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’


 <According to から1本目の までの直訳

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、

 1本目の から2本目の までの直訳

私たちの人生の最初の何ヶ月もの間ずっと

 2本目の から (live) の直前までの直訳

私たちは

 全体の直訳

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、私たちの人生の最初の何ヶ月もの間ずっと私たちは「無空間」の状態の中で生きる




問4 書写した一文章 2013/1B2 の正しい直訳を一つ選びなさい。


{ア}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、最初の何ヶ月もの間ずっと私たちの人生の私たちは「無空間」の状態の中で生きており、異なる物たちの間の、あるいは物たちと私たち自身の間の、相違を見分けることができない。


{イ}心理学者の研究によれば、私たちの人生の私たちの最初の何ヶ月もの間ずっとジャン・ピアジェは、「無空間」の状態の中で生きており、異なる物たちの間の、あるいは物たちと私たち自身の間の、相違を見分けることができない。


{ウ}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、最初の何ヶ月もの間ずっと私たちの人生の私たちは「無空間」の状態の中で生きており、異なる物たちの間の、あるいは物たちと私たち自身の間の、相違を見分けることができない。


{エ}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、私たちの人生の最初の何ヶ月もの間ずっと私たちは「無空間」の状態の中で生きており、異なる物たちの間の、あるいは物たちと私たち自身の間の、相違を見分けることができない。




問5 書写した一文章 2013/1B2 の正しい和訳を一つ選びなさい。


{ア}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、最初の数ヶ月間、私たちの人生の私たちは「空間の無い」状態の中で生きており、異なる物どうしの相違や、物と自分の相違を見分けることができない。


{イ}心理学者の研究によれば、人生の最初の数ヶ月間、ジャン・ピアジェは「空間の無い」状態の中で生きており、異なる物どうしの相違や、物と自分の相違を見分けることができない。


{ウ}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、最初の数ヶ月間、私たちの人生の私たちは「空間の無い」状態の中で生きており、異なる物どうしの相違や、物と自分の相違を見分けることができない。


{エ}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、人生の最初の数ヶ月間、私たちは「空間の無い」状態の中で生きており、異なる物どうしの相違や、物と自分の相違を見分けることができない。




解答…2013/1B2


問1問2 According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’, unable to distinguish between different objects or between objects and ourselves.


問3{エ}According to the research of the psychologist Jean Piaget, during the first months of our lives we live in a state of ‘spacelessness’

心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、私たちの人生の最初の何ヶ月もの間ずっと私たちは「無空間」の状態の中で生きる

解説… our lives we「私たちの人生の私たちは」は、成立しません。


問4{エ}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、私たちの人生の最初の何ヶ月もの間ずっと私たちは「無空間」の状態の中で生きており、異なる物たちの間の、あるいは物たちと私たち自身の間の、相違を見分けることができない。


問5{エ}心理学者ジャン・ピアジェの研究によれば、人生の最初の数ヶ月間、私たちは「空間の無い」状態の中で生きており、異なる物どうしの相違や、物と自分の相違を見分けることができない。




『中高生の東大英語』

2on系語>が先頭の一文章(その2)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ポイント Piaget 2013/1B2

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

英語の力の本質は、述語を見抜く力である

 


ポイント1…on系語>が先頭の一文章の「意味の切れ目」を見つけるコツ


・最初に現れる動詞can系語述語になることが多い。

・先頭の<on系語>と(述語)のあいだに、「意味の切れ目」が必ず存在する。


1) 先頭の <on系語> と、述語と仮定した動詞か can系語のあいだの語群を凝視する。

 

2) コンマ , で前半と後半に 語群 を二分してみて、コンマの前半の直訳と後半の直訳が、それぞれに成立すれば、コンマ , が「意味の切れ目」。

 

3) 成立しなければ、「意味の切れ目」が2ヶ所あると考えて、めじるし を語群の2ヶ所に記入してみて、

 

4) 先頭<on系語> から (述語) までの直訳を成立させる、2ヶ所の「意味の切れ目」を、試行錯誤しながら見つける。



ポイント2…中高生の覚えるべき語意 2013/1B2


According toアコ`ーディングトゥーによれば  the researchザリ`サーチ研究  ofの  psychologistサイカ`ラヂスト心理学者  Jean Piagetジャン・ピアジェ  duringド`ゥーリングの間ずっと  the firstザファ`ースト最初の  monthsマ`ンツ何ヶ月も  livesラ`イブズ人生  live[動詞]生きるゥ  inの中で  stateステ`イト状態  ofの  spaceスペ`イス空間  ーlessレス無い ーnessネスこと  unable toアネ`イブルことができない  distinguish[動詞]ディスティ`ングウィシュ相違を見分けるゥ  betweenビトウィーンの間の  differentデ`ィファレント異なる  objectオ`ブヂクト物  orオーあるいは  betweenの間の  andと  ourselvesアウアセ`ルヴズ私たち自身




設問2

(この画面の)上記に、もう一回、一周目と同じように取り組みなさい。

 


設問3

(この画面の)冒頭の一文章 2013/1B二2 【語意とポイントだけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。

 

 

 

『中高生の東大英語』「2on系語>が先頭の一文章その2Piajet 2013/1B2」は、以上です。

 

なお、以上の「ピアジェの子ども時間認識論」は、2013年度出題英文のほぼすべてを、当稿のLEVEL 2 でお読みいただくことができます。

 

このあと、3 述語が2つ以上の一文章(その2) へ進んでください。

 

 

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