140311
第1章のテーマは、述語が1つの一文章の述語を見抜く
英語の力の本質は、述語を見抜く力です。
英文中のどの単語が述語なのかを見抜くアルゴリズムを、
述語が1つの一文章で学びます。
early twentieth-century life 2011/4B1
設問1
次の一文章を一読してからノートに書写し、【語意とポイント】だけを用いて、以下の問いに答えなさい。
(解答の下に ポイント
と設問2,3 が続く)
The processes of change in early twentieth-century life are most commonly presented in terms of technological inventions such as those in motorized transport, aviation, and radio, or sometimes by reference to new theoretical models such as Relativity and Psychoanalysis. …2011/4B1
【語意とポイント】
The processesザ プラ`セスィズ過程 <of>オヴの changeチェ`インヂ変化 <in>インにおける early twentieth-century life
20世紀初期の生活…earlyアーリ初期の…twentieth-centuryトウェ`ンティイス セ`ンチュリ20世紀…lifeラ`イフ生活 are[can系語]…are
過去分詞:れる…mostモ`ウスト最も…commonlyカ`モンリ普通に…presentedプリゼ`ンティドはpresent[動詞]を示すゥ の過去分詞 <in terms
of>インタ`ームスオヴの点から technologicalテクノラ`ヂクル科学技術の inventionsインヴェ`ンションズ発明 <such as>サ`チアズのような thoseゾウズそれら <in>インの motorizedモ`ウタライズド自動車化した transportトラ`ンスポート輸送 ,(コンマ) aviationエイヴィエ`イション航空 ,(コンマ) andアンドや radioレ`イディオウ無線 ,(コンマ) orオ`アあるいは sometimesサ`ムタイムズ時には <by>バイによって referenceレ`ファレンス言及 <to>トゥへの newニュ`ー新しい theoreticalスィアレ`ティクル理論的な modelsモデル <such as>のような Relativityレラティ`ビティ相対性理論 andや Psychoanalysisサイコウアナ`リスィス精神分析学 .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)
問1 書写した一文章 2011/4B1 の on系語 8つを<三角>で囲み、述語を見抜いて(丸)で囲みなさい。
【コーチング…on系語】
of, in, by, to, in terms of,
on などを、本稿は on系語オンケイゴ と呼びます。
on系語は、すべて<三角>で囲んでください。
本稿は単語を三角△で囲めないので、代わりに<>を使っています。
on系語は、英文中のどの単語が述語かを見抜くための、最重要単語3系の1系です。
【コーチング…述語を見抜く】
英語の力の本質は、述語を見抜く力です。
次の手順で、この英文の、どの単語が述語なのか、を見抜くことができます。
1 一文章(先頭の大文字から、末尾のピリオド. まで)を一読する。
2 視線を先頭(ここでは The )から後方へ移動してゆき、
3 最初に登場する 動詞 か can系語(ここでは are )を (丸) で囲んでみる。
動詞は、「食べるゥ」「食べタ」「飲んダ」など、語意の末音が「ゥ,タ,ダ」の語だよ。
can, will, may, must, should などを、本稿は
can系語キャンケイゴ と呼ぶね。
本稿は単語を丸○で囲めないので、代わりに( )を使っています
4 (are) 直前までの語群(ここでは The processes of change in early
twentieth-century life )を 「~は、」と言い切れるか否かを熟考する(問2)。
5 (丸)直前までの語群を「~は、」と言い切ることができ、(丸)後方に can系語 も
動詞 も無ければ、(are)が述語である、と断定できる。
問2 次の語群の正しい直訳を一つ選びなさい。
The processes <of> change <in> early twentieth-century life
【コーチング】
<on系語>は後方から前方に直訳します。
A <of> B の直訳は「
B の A 」です。<of>の
A <of> B
<in> C は、「 C における B の A 」と直訳します。<in>における
A=The processes B=change C=early twentieth-century life
{ア}過程の変化における20世紀初期の生活
{イ}変化の過程における20世紀初期の生活
{ウ}20世紀初期の生活における変化の過程
{エ}20世紀初期の生活における過程の変化
問3 are most commonly presented の正しい直訳を一つ選びなさい。
【コーチング】
“are 過去分詞”の語意は「~れる」。「~ている」や「~ことがある」等は誤訳です。
most最も commonly普通に presentedはpresent[動詞]を示すゥ の過去分詞
{ア}最も普通に示される {イ}最も普通に示している {ウ}最も普通に示していた {エ}最も普通に示したことがある
問4 次の語群 (1) (2) (3) の正しい直訳を一つずつ選びなさい。
(1) technological inventions <such as> those <in> motorized transport, aviation, and radio
【コーチング】
C, D, and E は単語が並ぶのと同順に「C、DやE」と直訳します。
逆順の「EやD、C」等は誤訳です。
A <such as> B <in> C, D, and E の直訳は「
C、D や E の B のような A 」です。<such
as>のような <in>の
A=technological inventions B=those C=motorized
transport D=aviation E=radio
(ここでの those の内容は文脈から「分野」と解釈していいよ)
{ア}自動車化した輸送、航空や無線のような科学技術のそれらの発明
{イ}無線や航空、自動車化した輸送のそれらのような科学技術の発明
{ウ}科学技術の発明のようなそれらの自動車化した輸送、航空や無線
{エ}自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明
(2) reference <to> new theoretical models <such as> Relativity and Psychoanalysis
【コーチング】
H and I の直訳は同順の「 H や I 」。逆順の「 I や H
」は誤訳。
F <to> G <such as> H and I の直訳は「
H や I のような G への F 」です。<to>への <such as>のような
F=reference G=new theoretical
models H=Relativity I=Psychoanalysis
{ア}相対性理論や精神分析学への言及のような新しい理論的なモデル
{イ}相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及
{ウ}新しい理論的なモデルのような相対性理論や精神分析学への言及
{エ}新しい理論的なモデルへの言及のような相対性理論や精神分析学
(3) <in terms of> technological inventions <such as> those <in> motorized transport, aviation, and radio, or sometimes <by> reference <to> new theoretical models <such as> Relativity and Psychoanalysis
【コーチング】
P, or Q の直訳も同順の「 P あるいは Q 」です。逆順「 Q あるいは P
」は誤訳。
<in terms of> X, or sometimes <by> Y は、「 X の点から、あるいは時には Y によって」と直訳します。<in terms of>の点から <by>によって
X=(1) Y=(2)
{ア}自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から、あるいは時には相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって
{イ}相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって、あるいは時には自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から
{ウ}科学技術の発明のようなそれらの自動車化した輸送、航空や無線の点から、あるいは時には新しい理論的なモデルのような相対性理論や精神分析学への言及によって
{エ}自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明への言及によって、あるいは時には相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルの点から
問5 書写した一文章 2011/4B1 の述語1つを(丸)で囲み、(述語)の直前までの語群を「~は」と言い切り、最後に(述語)の語意を訳す直訳を選びなさい。
{ア}20世紀初期の変化の過程における生活は、相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって、あるいは時には自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から、最も普通に示される。
{イ}変化の過程における20世紀初期の生活は、科学技術の発明のようなそれらの自動車化した輸送、航空や無線の点から、あるいは時には新しい理論的なモデルのような相対性理論や精神分析学への言及によって、最も普通に示している。
{ウ}20世紀初期の生活における変化の過程は、自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から、あるいは時には相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって、最も普通に示される。
{エ}20世紀初期の生活における変化の過程は、自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から、あるいは時には相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって、最も普通に示していた。
問6 書写した一文章 2011/4B1 の前半部は、東京大学2011年度入試英語問題 「4 (B) 次の英文の下線部 (1) を和訳せよ」でした。正しい和訳を一つ選びなさい。
(1)The processes of change in early twentieth-century life are most commonly presented in terms of technological
inventions
【コーチング】
直訳の「 A は、B の点から最も普通に示される」は、
「A は、B の点から示されるのが最も普通である」などと和訳していいです。
{ア}20世紀初期の生活における変化の過程は、科学技術の発明の点から示されるのが最も普通である。
{イ}過程の変化における20世紀初期の生活は、科学技術の発明の点から示されるのが最も普通だった。
{ウ}変化の過程における20世紀初期の生活は、科学技術の発明の点から示すのが最も普通である。
{エ}20世紀初期の生活における過程の変化は、科学技術の発明の点から示すのが最も普通だった。
解答…early twentieth-century life 2011/4B1
問1 述語は(are)
The processes <of> change <in> early twentieth-century life (are) most commonly presented <in terms of> technological inventions <such as> those <in> motorized transport, aviation, and radio, or sometimes <by> reference <to> new theoretical models <such as> Relativity and Psychoanalysis.
問2{ウ}20世紀初期の生活における変化の過程
問3{ア}最も普通に示される
問4
(1){エ}自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明
(2){イ}相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及
(3){ア}自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から、あるいは時には相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって
問5{ウ}20世紀初期の生活における変化の過程は、自動車化した輸送、航空や無線のそれらのような科学技術の発明の点から、あるいは時には相対性理論や精神分析学のような新しい理論的なモデルへの言及によって、最も普通に示される。
問6{ア}20世紀初期の生活における変化の過程は、科学技術の発明の点から示されるのが最も普通である。
『中高生の東大英語』第1章 述語が1つの一文章(その1)
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ポイント
early twentieth-century life 2011/4B1
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英語の力の本質は、述語を見抜く力である
ポイント1…[動詞]、[can系語]、<on系語>
動詞は、動きをあらわす詞コトバ。
「eat食べるゥ、ate食べタ、drank飲んダ」など、語意の末音が「ゥ,タ,ダ」の語。
「動詞はゥ,タ,ダ」と覚えよう。
can系語は、can, will, may, must, should などの語。
are 過去分詞「れる」の are も、Do ~?の Do も can系語の仲間。
can系語は、述語になる確率が高い。
on系語とは、on, of, in, by, to, in terms of などの語。
<on系語>は、述語を見抜く最重要単語3系の1系。
書写した英文の on系語 はすべて<三角>で囲む。
on系語は、後方から前方へ直訳する。
A <of> B の直訳は「 B の A 」 <of>の <in>における
A <of> B <in> C 「 C における B の A 」
<in terms of> D 「 D の点から」 <in terms of>の点から
ポイント2…述語を見抜くコツ
英語の力の本質は、述語を見抜く力である。
述語を見抜く力を伸ばせば、英語力は伸びる。
述語を見抜くコツは……
(1) 一文章(先頭の大文字から、末尾のピリオド. 疑問符 ? 感嘆符 ! まで)を一読する。
(2) 視線を先頭から後方へ移動して、
(3) 最初に登場する can系語 か 動詞 を (丸) で囲んでみる。
この電子書籍は単語を丸○で囲めないので、代わりに ( ) をつかっています
(4) (丸) の直前までの語群を「~は、」と言い切れるか否かを考える。
(5) (丸)の直前までを「~は、」と言い切ることができ、(丸) の後方の can系語 も 動詞 も無いか、行き場を失わなければ、(丸) が 述語 と断定できる。
(6) 「~は、」と言い切れない場合、あるいは (丸) 後方の can系語 か 動詞 が行き場を失う場合は、次に(後方に)登場する can系語 か 動詞 を (丸) で囲んでみる。
以下、同様
ポイント3…and, or をふくむ語群の直訳
C, D, and E は単語が並ぶのと同順に「 C、D や E 」と直訳する。
逆順の「 E や D、C 」等は誤訳
P, or Q の直訳も同順の「 P あるいは Q 」
逆順「 Q あるいは P 」は誤訳
ポイント4…直訳の和訳
直訳「Aは、Bの点から最も普通に示される。」は、
「Aは、Bの点から示されるのが最も普通である。」と和訳してよい。
ポイント5…中高生の覚えるべき語意 early twentieth-century life 2011/4B1
ノートに綴りと語意を書写した一覧表を作成したのち、下記の要領で覚えよう。
(発音の不明な語は、ネット辞書や電子辞書で音声を確認し、ノートに書写した単語の下にカナ発音を書き写そう。カナ発音の「`」はアクセントを表す)
processプラ`セス過程 <of>オヴの changeチェ`インヂ変化 <in>インにおける,の early twentieth-century life 20世紀初期の生活 lifeラ`イフ生活 are
過去分詞:れる mostモ`ウスト最も commonlyカ`モンリ普通に presentプリゼ`ント[動詞]を示す <in terms of>インタ`ームスオヴの点から technologicalテクノラ`ヂクル科学技術の inventionsインヴェ`ンションズ発明 <such
as>サ`チアズのような thoseゾウズそれら motorizedモ`ウタライズド自動車化した transportトラ`ンスポート輸送 aviationエイヴィエ`イション航空 andアンドや radioレ`イディオウ無線 orオ`アあるいは sometimesサ`ムタイムズ時には <by>バイによって referenceレ`ファレンス言及 <to>トゥへの newニュ`ー新しい theoreticalスィアレ`ティクル理論的な modelsモデル Relativityレラティ`ビティ相対性理論 Psychoanalysisサイコウアナ`リスィス精神分析学
単語を覚えるコツ
1: 綴りと語意を見ながら5回音読
2: 綴りを見つつ語意は見ないで5回音読
3: 語意を音読しつつ綴りをローマ字読みしながら紙に5回記述
設問2
(この画面の)上記に、もう一回、一回目と同じように取り組みなさい。
設問3
(この画面の)冒頭の一文章 2011/4B1 と【語意とポイント】だけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。
『中高生の東大英語』LEVEL 1 第1章 述語を見抜く1 述語が1つ (その1)early twentieth-century life 2011/4B1 は、以上です。
このあと、下(その2)ではなく、第2章
<on系語>が先頭の一文章 へ進んでください。
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131208
coffee-house 2011/1C二6
設問1
次の一文章を一読してからノートに書写し、【語意とポイント】だけを用いて、以下の問いに答えなさい。
(解答の下にポイントと設問2,3がつづく)
The associations with alertness, and thus with seriousness and with lively discussion, grant the coffee-house a unique place in modern urban life and manners, in sharp contrast to its alcoholic competitors. …2011/1C二6
【語意とポイント】
The associationsズィ アソウシエ`イションズ連想されるもの <with>ウィズに関して alertnessアラ`ートネス機敏さ ,(コンマ) andアンドそして thusザス従って <with>で seriousnessスィ`アリアスネス真剣 andまた <with>で livelyラ`イブリ活発な discussionディスカ`ション議論 ,(コンマ) grantグラ`ント[動詞]与えるゥ…grant A B:AにBを与える the
coffee-houseザ コフィーハウス コーヒーハウス(スターバックスやドトールコーヒーの原型) aアある uniqueユーニ`ーク独特の placeプレ`イス役割 <in>において modernモ`ダン近代の urbanア`ーバン都市特有の lifeラ`イフ生活 andと mannersマ`ナズ風習 ,(コンマ) <in sharp contrast to>と鋭い対照をなして…<inイン contrastカ`ントラスト toトゥ>と対照をなして…sharpシャ`ープ鋭い itsイツその alcoholicアルコホ`ーリク アルコールの competitorsコンペ`ティターズ競争相手 .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)
問1 書写した一文章 2011/1C二6 の述語を見抜き、その単語を (丸) で囲みなさい。
【コーチング】
英語の力の本質は、述語を見抜く力です。次の手順で、この英文のどの単語が述語なのかを見抜くことができます。
1) 一文章(先頭の大文字から、末尾のピリオド. まで)を一読する。
2) 視線を先頭(ここではThe)から後方へ移動してゆき、
3) 最初に登場する[動詞](ここではgrant)を (丸) で囲んでみる。
4)(grant) 直前までの語群(ここでは The associations with alertness, and thus with seriousness and with lively discussion,
)を、「~は、」と言い切れるか否かを熟考する(問2)。
5)(丸)直前までの語群を「~は、」と言い切ることができ、(丸)後方に[動詞]も[can系語]も無いなら、(grant)が述語である、と断定できる。
問2 次の語群の正しい直訳を一つ選びなさい。
The associations <with> alertness, and thus <with> seriousness and <with> lively discussion,
【コーチング】
The associations <with> A の直訳は「Aに関して連想されるもの」。
The associations <with> A, and thus <with> B and <with> C, の直訳は、
「Aに関して連想されるもの、そして従ってBで、またCで連想されるもの」
ここで、A=alertness B=seriousness C=lively discussion
, and thus with B も and with C, も The associations
にかかるので、「連想されるもの」を2回訳出することによって、原文執筆者の言いたかったことを、直訳に反映できます。
{ア}機敏さに関して連想されるもの、そして従って真剣で、また活発な議論で連想されるもの
{イ}真剣に関して連想されるもの、そして従って活発な議論で、また機敏さで連想されるもの
{ウ}活発な議論に関して連想されるもの、そして従って機敏さで、また真剣で連想されるもの
{エ}機敏さに関して連想されるもの、そして従って活発で、また真剣な議論で連想されるもの
問3 次の語群 (1) (2) (3) の正しい直訳を一つ選びなさい。
【コーチング】
語群のなかに[動詞]も<on系語>も無ければ、単語が並ぶのと同じ順に直訳します。
(1) a unique place
{ア}ある役割の独特 {イ}ある独特の役割 {ウ}役割のある独特 {エ}ある役割は独特
(2) modern urban life and manners
{ア}風習と生活の都市特有の近代 {イ}都市特有の風習と近代の生活 {ウ}近代の都市特有の生活と風習 {エ}近代の生活特有の風習と都市
(3) its alcoholic competitors
{ア}競争相手のそのアルコール {イ}競争相手はそのアルコール {ウ}そのアルコールは競争相手 {エ}そのアルコールの競争相手
問4 書写した一文章 2011/1C二6 の述語1つを(丸)で囲み、on系語5つを<三角>で囲みなさい。次に、(述語)の直前までの語群を「~は」と言い切り、あとは<on系語>を目印に、後方から前方へさかのぼって、最後に(述語)の語意を訳す直訳を選びなさい。
【コーチング】
A (grant) B C の直訳は「AはBにCを与える」。
A=The associations~discussion B=the coffee-house C=a unique
place
{ア}機敏さに関して連想されるもの、そして従って真剣で、また活発な議論で連想されるものは、そのアルコールの競争相手と鋭い対照をなして、近代の都市特有の生活と風習において、コーヒーハウスに ある独特の役割 を与える。
{イ}真剣に関して連想されるもの、そして従って活発な議論で、また機敏さで連想されるものは、そのアルコールの競争相手と鋭い対照をなして、近代の都市特有の生活と風習において、コーヒーハウスに ある独特の役割 を与える。
{ウ}活発な議論に関して連想されるもの、そして従って機敏さで、また真剣で連想されるものは、そのアルコールの競争相手と鋭い対照をなして、近代の都市特有の生活と風習において、コーヒーハウスに ある独特の役割 を与える。
{エ}機敏さに関して連想されるもの、そして従って活発で、また真剣な議論で連想されるものは、そのアルコールの競争相手と鋭い対照をなして、近代の都市特有の生活と風習において、コーヒーハウスに ある独特の役割 を与える。
問5 書写した一文章 2011/1C二6 の正しい和訳を一つ選びなさい。
【コーチング】
A (grant) B C の直訳「AはBにCを与える」は、「BはAのためにCを与えられる 」と和訳してよい場合があります。
A (grant) B C <in> X, <in contrast to> Y. の和訳は、「Bは、Aのために、Xにおいて、Cを与えられており、これはYと対照をなしている。」としていいです。
A=The associations~discussion B=the coffee-house C=a unique
place X=modern~manners Y=its~competitors
{ア}コーヒーハウスは、機敏さや真剣さや活発な議論を連想させるために、近代の都市特有の生活や風習において、ある独特の役割を与えられており、これは競争相手である酒場と鋭い対照をなしている。
{イ}機敏さや真剣さや活発な議論で連想されるものは、近代の都市特有の生活や風習において、ある独特の役割を与えられており、コーヒーハウスの競争相手である酒場と鋭い対照をなしている。
{ウ}近代の都市特有の生活や風習は、コーヒーハウスの機敏さや真剣さや活発な議論を連想させるために、ある独特の役割を与えられており、これは競争相手である酒場と鋭い対照をなしている。
{エ}酒場は、機敏さや真剣さや活発な議論を連想させるために、近代の都市特有の生活や風習において、ある独特の役割を与えられており、これは競争相手であるコーヒーハウスと鋭い対照をなしている。
解答…2011/1C二6
問1 述語は(grant)
問2 {ア}機敏さに関して連想されるもの、そして従って真剣で、また活発な議論で連想されるもの
問3 (1){イ}ある独特の役割 (2){ウ}近代の都市特有の生活と風習 (3){エ}そのアルコールの競争相手
問4
The associations <with> alertness, and thus <with> seriousness and <with> lively discussion, (grant) the
coffee-house a unique place <in> modern urban life and manners, <in sharp contrast to> its alcoholic competitors.
{ア}機敏さに関して連想されるもの、そして従って真剣で、また活発な議論で連想されるものは、そのアルコールの競争相手と鋭い対照をなして、近代の都市特有の生活と風習において、コーヒーハウスに ある独特の役割 を与える。
問5
{ア}コーヒーハウスは、機敏さや真剣さや活発な議論を連想させるために、近代の都市特有の生活や風習において、ある独特の役割を与えられており、これは競争相手である酒場と鋭い対照をなしている。
参考文献 『コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液』臼井隆一郎著、中公新書
『中高生の東大英語』第1章 述語が1つの一文章(その2)
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ポイント coffee-house 2011/1C二6
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英語の力の本質は、述語を見抜く力である
ポイント1…and をふくむ on系語の語群の直訳
and をふくむ on系語の語群は、直訳に工夫を要する場合がある。
The associations <with> A, and thus <with> B and <with> C, の直訳は、
「Aに関して連想されるもの、そして従ってBで、またCで連想されるもの」
, and thus with B も and with C, も The associations にかかるので、「連想されるもの」を2回訳出することによって、原文執筆者の言いたかったことを直訳に反映できる。
ポイント2 …直訳と和訳
A (grant) B C の直訳「AはBにCを与える」を、和訳「BはAのためにCを与えられる 」としてよい場合がある。
A (grant) B C <in> X, <in contrast to> Y. は、「Bは、Aのために、Xにおいて、Cを与えられており、これはYと対照をなしている。」と和訳してよい場合がある。
ポイント3 …中高生の覚えるべき語意 2011/1C二6
association協会、連想、交際 <with>と共に alertness機敏さ…alert油断のない andそして、と、また thusしたがって serious本気の lively活発な discussion議論 grant[動詞]与える、認める…grant A B:AにBを与える aある、一つの unique独特の place場所 <in>の中で modern現代の urban都市の life生活 manner態度、作法、風習 contrast対照…<in contrast to>と対照をなして sharp鋭い itsそれの alcoholicアルコールの competitor競争相手…compete[動詞]競争するゥ
設問2
(この画面の)上記に、もう一回、一周目と同じように取り組みなさい。
設問3
(この画面 その2)冒頭の一文章 2011/1C二6 と【語意とポイント】だけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。
『中高生の東大英語』第1章 述語が1つの一文章(その2) coffee-house 2011/1C二6は、以上です。
このあと、第2章 <on系語>が先頭の一文章(その2)へ進んでください。
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