【学習支援のコツと教材】 学習支援あいうえお

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学習支援あいうえお

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15年にわたり、小中高大の先生方、ジャーナリスト、主婦、学習塾教師らと協働して、

学習指導のコツや考え方、構え方などを研究してきました。

その一端を、あいうえお順に並べて (既に書き上げた「し行」まで)

ご紹介いたします。(以下の「toBe学習援助室」は「toBe塾」と同一です)

 

(あ行)

 

【あいさつとコミュニケーション】

・「こんにちは」、「さようなら」、「ありがとう」、「ごめんなさい」、「よろしくお願いします」。挨拶の基本表現はこの5つといってよいでしょう。

 

・学習指導力アップの出発点は、生徒、保護者、教師どうしのコミュニケーションです。

 

・コミュニケーションの核心は挨拶ですが、教師を長年やっていると、コミュニケーション能力が人並み以下に落ちてくるものです。教師の職業病なのかもしれません。

 

・「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」「ごめんなさい」「よろしくお願いします」の5表現を、近隣住民やコンビニの店員さんらを相手に、自然に普通に使いこなせるようにと心掛けて普段から生活していると、教師も人並みのコミュニケーション力を回復して、結果的に学習指導力も向上するようです。

 

【愛と仕事と遊び】

・小中学生に突然「人はなんのために生きてるの?」と真顔で尋ねられることは、希ではありません。(高校生に尋ねられるのは希ですが)

 

・教師自身の人生観、人間観を実存レベルで問うているわけですから、教師は、熟考の末に辿り着いた、自分でも納得できる回答を、あらかじめ用意しておくのが、生徒さんに対する誠実な態度であると思います。

 

・人生の目的や意義を尋ねられたとき、わたくしは「愛と仕事と遊び」と答えることにしています。「愛のため、仕事のため、遊びのため」とか「人生の3本柱は、愛と仕事と遊びです」といった答え方をすることが多いです。

 

・フロイトは「愛と仕事」と答えたそうですが、フロイトの言葉を知る以前に「愛と仕事」までは、苦労の末、自力で考え至っていました。それに「遊び」を加えたのは、当時小5の塾生の一言がきっかけでした。

 

・11歳の小学生2名を相手に、人生の意義と目的について延々2時間、講釈し終えたときのこと。

「ああー今日は面白かった!でもさ、先生の言いたいことは、よーく分かったつもりだけど、愛と仕事だけじゃあ、人生、疲れるんじゃない? 人生には遊びも必要だと、俺は思うけどな」

 

・これは、子どもは遊びが好きだから、遊びも必要だって言ったんじゃない?といった浅いレベルの言葉でないことは、その場の雰囲気と少年の誠実な人柄から、確信できました。

 

・toBe学習援助室の開業半年後、29歳秋の出来事でした。当時は経済的にも精神的にもゆとりが無くて、少年のアドバイスを受け入れることはできませんでしたが、仕事も軌道に乗った2年後、忘れないように「愛と仕事と遊び」と紙に書いて、教室のホワイトボードの上に貼り出して、現在に至っています。

 

・なお「人生に必要不可欠なものは何か?」と問われることもあるので、貼り紙には「愛と仕事と遊び」のすぐ下に「健康」と書き加えてあります。

 

(い行)

 

【生きる力】

・文科省(旧文部省)が、「生きる力」という言葉を使いだしたのは、1996年(第15期中教審第1次答申『21世紀を展望したわが国の教育のあり方について』でした。

 

・しかし文科省は、聞く人によって期待するイメージがまちまちにならざるを得ない「生きる力」という抽象的な言葉の中身を具体的に述べることは、今もなおできていません。

 

・現代日本社会における「生きる力」は具体的には次の3つであると、私は考えます。

(1)家族が衣食住に困らない程度のお金を稼ぐ力
(2)人真似でない自分らしい生き方を模索し実現する力
(3)自分と家族の身心の健康を維持する力

 

・とりわけ「(1)お金を稼ぐ力」が、現代日本社会を「生きる力」で一番重要です。そんなこと、民間企業人や私ども自営業者には当たり前すぎる話ですが、学校教師には通じません。

 

・生涯収入が保障されている公務員や準公務員にとって、「お金を稼ぐ」という概念は、盲点であるかのように、理解がとても難しいようです。

 

・文科官僚も学校教師も、公務員か準公務員です(「私学助成」という多額の公費から給料を支給される私学教師は、準公務員とみなして差し支えないでしょう)。だから「お金を稼ぐ」という実感すなわちプロ意識を持つのは、難しい。

 

・文科官僚と学校教師が、「生きる力」を子どもに育むのは、その恵まれた立場上、とても難しい、あるいは不可能なことなのかもしれません。

 

【因果律と関係性】

・物事を「原因と結果」で考えるのが「因果律」、「因果関係」です。
・人間は、物事を「因果律」で考えてしまう傾向があるようです。
・「因果律」と次元を異にする考え方が「関係性」です。
・不登校は、「原因は何だと思いますか」といった因果律で考えると、必然的に敵探しの迷宮に迷い込んで苦しくなりがちですが、関係性で考えるようにしていると、結果的に関係者全員が楽になってゆくことが多いようです。
・団士郎著『不登校の解法』(文春新書)は、不登校を「関係性」で見られるようになる、お奨めの一冊です。

 

(か行)

 

【可能性---人間には無限の可能性は無いが、計り知れない可能性が有る】

・人間には「無限の可能性」は有りませんが、「計り知れない可能性」と「計り知れる可能性」は有ります。

 

・人間には「無限の可能性がある」と、斎藤喜博(さいとうきはく:群馬県佐波郡島小学校元校長 1911~81年)が、1970年『君の可能性』に書きました。この言葉が大阪万博当時の青少年にも親にも教師にもマスコミにも、日本中で大受けしました。(その理由は、科学技術立国への熱い夢と、高度経済成長の真っ最中だったという、2つの大きな社会背景があったからでしょう)

 

・人間には「無限の可能性」があるという人間観は、努力礼賛主義、努力信仰に直結します。そのため、生徒やお子さんへの圧力や圧迫、場合によっては脅迫として作用します。

 

・教師自身にとっても親自身にとっても同様でしょう。いくら努力しても決して出来るようにならないこと、努力の実らないことは、私たちには多々あるわけです。

 

・たとえば、多くの人が自分のおヘソの高さのバーならば、楽々と越えることができますが、自分の身長と同じ高さのバーは、大半の人はいくら努力しても、越えることができるようにはなりません。

 

・人間には「無限の可能性」は無い。人間の可能性は有限である。これは生徒やお子さんには語らないでください。しかし、教師や親自身は、眼前の生徒さんにもお子さんにも「無限の可能性は無いのだ」と、潔く諦観しておくべきでしょう。

 

・だが、人間には「計り知れない可能性」がある。このことは客観的にも正しい人間観なのではないかと思います。

 

・人にどれほど凄い才能が隠されているかは、誰にもわからない。教師を数年もやれば、「小中学生のときは勉強は全然駄目だったが、社会人になって大成功した卒業生」といった実例に、きっと出会うことでしょう。

 

・校内試験の成績や受験結果は、人間に内在する諸能力の、ほんの一部が発現したに過ぎません。どれほど試験の点数や受験の結果が悪くても、眼前の生徒やお子さんには「計り知れない可能性」が潜在しているのだ、という確信の眼差しを向け続けることは、教師にも親にも、忘れはならない大切な構えのひとつだと思います。

 

・しかしながら、人間には「計り知れない可能性」が眠っているという希望と、人間には「計り知れる可能性」が厳存するという事実は、似て非なるものです。

 

・両者を混同してはなりません。数学や英語に限らず、全教科において、眼前の生徒一人ひとりの、顕在能力の限界ラインを査定して、正確に把握しておくことは、教師の仕事の第一歩です。この〈見立て〉の正確さが、生徒に授業が届く必要条件です。

 

・我が子が何歳になろうとも、我が子の「計り知れる可能性」(限界)を受け入れる(認める、承認する)ことのできる親は、自分の身長と同じ高さのバーを越えられる人の数と同じくらい、僅少であるようです。

 

・この親心を十分に理解しておかないと、学校教師は親と大小様々なトラブルをおこすことになるでしょう。塾教師は生徒数が減って失職することになるかもしれません。

 

(し行)

 

【思春期の男の子】

・お母さん方と女性教師にとって、小6~中1の思春期に入り始めた男の子は、言動も行動も、理解に苦しむことが少なくないのではないでしょうか。

 

・冨樫 森(とがし・しん)監督の映画『ごめん』は、男の子理解の助けになるDVDかもしれません。(TSUTAYAで借りられるかも)

 

・夢精の始まった京都在住の小6剣道少年が、大阪に住む中2のおねえさんに一目惚れして、人生最大の危機に直面したおねえさんを敢然と救い出そうと、ひとり自転車をこいで大阪に乗り込むが・・・という微笑ましいお話です。(近年の冨樫作品は『天使の卵』、『鉄人28号』など)


【授業の弁証法】
・授業とは〈抱え〉と〈揺さぶり〉の弁証法です。

 

【進学塾の危険性】
中学受験塾、中学進学塾の多くは(全てではありませんが)、次の3つの危険性を持っているようです。
[1]算数/数学の暗算癖 [2]学習観の暗記化 [3]人間観の陳腐化

 

[1]算数/数学の暗算癖

・筆算と立式をさせず、暗算を強制します。「筆算や立式では時間が足りなくなる」という理由で。
しかし数学は中学、高校と進むほど、式を立てる力と筆算による計算力の必要性が高くなり、暗算力の必要性は低くなります。
よって中学進学塾で算数に熱心だったお子さんは、しばしば中学数学で躓くことになります。

・toBe学習援助室の算数は、[大学受験数学÷高校数学÷中学数学]のエッセンスを抽出して構築した独特の指導法です。
その結果、toBe学習援助室の生徒は中学、高校と進むにつれて数学の成績が徐々に上がります。

 

[2]学習観の陳腐化

・教師にとっては、受験対策の原理は単純です。
過去問5~10年分の出題パターンを解析して、抽出したポイントを、様々な問題に変形しつつ反復練習させる。これだけです。

・生徒にとっては、進学塾講師の授業を丸暗記するだけで成績が上がる。
その結果、「勉強とは暗記であると見つけたり!」と信じ込むようになる中学受験生は少なくありません。

・小学生の時にしか抱けない素朴な疑問があります。心の奥底から湧き出る強烈な興味・関心があります。
それらが将来、人格の核になる。それらは〈人格の種子〉のようなものなのです。

・ところが、そうした疑問や興味・関心は、一切、中学受験のマイナスであり、大敵とされる。
こうして、「問題を自分で見つけて、自分の頭で考え抜く」という最も基本的な〈知的スキル〉の新芽が、中学受験勉強の過程で摘み取られます。
そして自分の心で感じ、自分の頭で考えることの苦手な人間に育ちます。小学生時代の学業プライドだけが残ります。

 

[3]人間観の陳腐化

・「成績の良い子は、頭の良い高級な人間で、幸福になる。成績の悪い子は、頭の悪い低級な人間で、不幸になる。」
そう信じて疑わない大人に育つ危険性を、中学進学塾は確かに秘めています。

・「それのどこが悪いの!」と言う親御さんのお子さんは、toBe学習援助室には入学できません。

・toBe学習援助室のグランドルール(お約束)第3条は「頭が良い、頭が悪いという言葉を使わない」。
つい言ってしまった生徒には「勉強が得意だ」「算数は苦手だ」などと言い換えさせます。

 

【受験指導の素人=学校教師】

3.11後、地方自治体が、元学校教師を、学習支援に派遣しているようですが、成果はあまり期待できないでしょう。 理由は以下のとおりです。

・教員採用試験には、高校受験指導法も大学受験指導法も、出題されません。

・小中高の教師の責務は、1条校の敷地内で、文科省・学習指導要領が定める教育内容を検定教科書に沿って教えることです。

・小中高の教師は、自分の生徒を高校や大学に合格させる義務も、責任も、おっていません。

・小学校教師は算国理社その他を教えるプロ(であるはず)であって、高校受験と大学受験の勉強を教える専門家ではありません。

・中学教師と高校教師は、教員免許を有する1科目しか、学校で教えることが許されていません(反すると法的に処罰される)。

・小中高の教師は、生徒が高校、大学に合格しなくても、減給も解雇もされません。

(東京都教育委員会は、都立高校の大学合格率を上げるために、予備校講師を雇って、都立高校教師たちが、受験指導法を、予備校講師に教わる研修会を、都税で催しています)

・小中高の教師は、受験指導に習熟しなければならない必然性が無いため、受験指導の素人のままでいることが許される職業です。

・くわえて、学校教師は一斉授業のプロ(であるはず)ですが、学習支援は個別授業が基本のスタイルになります。

・学校教師は、個別授業の体験も、素養も、スキルも、持ち合わせていません。

・すなわち学校教師は、その職能上、学習支援の素人であり、学習支援には不向きで、適性を欠いているのです。

・こうした見方は、小中高の教師たちに受験指導法を15年間教えてきた体験と、多くの不登校生を含むtoBe塾生の合格実績に基づいています。 (参考:拙稿  受験の心得 , toBe塾の合格実績 )

 

(よ行)

 

【要件 for 学習援助士】

学習援助士は、次の8つの条件を満たしていることが必要です。

(1)小中高・英数国理社の個別指導歴が6年以上あること

(2)臨床心理の現場歴が3年以上あること

(3)教育専門誌に掲載された論考が3本以上もしくは教育関係の著書が1冊以上あること

(4)5つ以上の異なる教育研究団体の研修会に、10回以上参加していること

(5)教育専門書を100冊以上読み込んでいること

(6)東京大学、早稲田大学、慶応大学等に3名以上の合格者を出していること

(7)発達障碍児の個別学習指導歴が3年以上あること

(8)不登校生の個別学習指導歴が3年以上あること

 

 

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