書店で拙著『あなたのためのルウレ方式』(右列下写真)を目にした、
英会話に堪能な田中美絵さんが、(右の写真→は田中さんの著書)
1998年晩秋、toBe塾に取材に見えました。
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自分らしく生きるために勉強という障害も越えよう。
その方法を私も考え抜く。
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朝日新聞 1998年11月30日
シリーズ あの人とこんな話 文:田中美絵
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英文長文読解。この言葉を目にしただけで腰が引ける。英文雑誌の記事やインターネットを前に頭を抱えている人も多いと思う。何とかしたいが、手ごわいこの分野に「ルウレ方式」という読解法を送り出したのが本田さんである。複雑に見える英文から、きわめてシンプルなルールを発見した。そのルールをつかむトレーニングをすれば読めるようになるという。その「英語長文読解ルウレ方式」は、漫画や豊富な引用文を駆使し、理解させるための工夫とエネルギーに満ちている。
本田さんは、小学生から社会人までの学習援助を二十年も続けてきた。その経験から、生徒がどこでつまづくのかを把握し、それを乗り越える手助けをしてきたのである。英文読解に関しては、マンツーマンで生徒に教える中で試行錯誤を繰り返し、検証して十年。すっかり英文から離れていた人でも白紙からスタートできる。
「偏差値も学力も関係ありません。実は私たちは、学校で英文の読み方をきちんと教えられずに来てしまったんですね。明確な方法論がなかったからですが、発見しましたよ(笑い)」
英文を読めれば視野が広がる、自分を生かすための新しい力がひとつ手に入る。ほかの学習も含めて、勉強とはそういうものだという確信が本田さんにはある。
「この世に生を受けた一人ひとりが、自分の持ち味を生かすことが何より大切だと思う。でも、勉強という障害物が個の前に立ちはだかってきますよね。ここから逃げてしまうと個を花開かせる前に挫折感に襲われてしまう。だから、自力で障害物を突破できる力を培ってほしい。そのためなら、あらゆる方法で援助したいと思うんです」
勉強したくないと感じる子供の中には、心理的な問題を抱えている場合も多い。その面のサポートも、臨床心理士である妻と二人三脚で取り組んでいる。勉強は「敵」ではないし、また逆に「絶対」でもない。やわらかい心で人生に取り込んでいくもの、と 本田さんは考えているのではないだろうか。
学習で困っている人を見たら放っておけない、と笑った。理解できるようになるまで、目標を達成するまで情熱を注ぐ。「ルウレ方式」もその一端。勉強魂に火がつきそう。
・・・・・・「英語長文読解ルウレ方式」は、漫画や豊富な引用文を駆使し、理解させるための工夫とエネルギーに満ちている。・・・・・・
初版のラストは、本田原作漫画「ルウレ伝説---愛と性と社会のSF」でした。
裏表紙の写真→
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